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ふと、記憶が蘇るわけは?!

ふと、記憶が蘇るわけは?!
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ふと、記憶が蘇るわけは?!

全く忘れていたはずの記憶が、
懐かしいにおいをかいだり、子どもの顔を見ていたりして、
思いもよらず蘇ることがあります。

そのときに働く脳内の重要な仕組みが
このたび発見されました。

 

ノーベル生理学・医学賞を受賞した
米国マサチューセッツ工科大学(MIT)
利根川進氏らの研究グループの報告です。

以下、それに関する興味深い記事です。

▼     ▼ ▼

記憶は脳で保たれる

 

記憶とは脳で保たれている。

どうやって物を覚えているのか、
神経細胞のネットワークに保存される
といったイメージはあっても、意外と、
いわば物理的なレベルでは良くわからないようだ。

 

研究グループによると

脳では「記憶強化」と呼ばれるプロセスがあり、
神経細胞(ニューロン)に物理的
または化学的な変化が起こって、記憶が脳の中で固まる。

ここでどういった変化が起きているのかには
謎がまだ多いという。

「長期増強」で記憶は強固に

 

研究グループは、
記憶するときに起こる変化の中でも知られている変化に
「長期増強(LTP)」という現象があると説明している。

 

神経細胞同士が足のように神経線維を伸ばして、
お互いに結び付き合う。

接点となるところは「シナプス」と呼ばれており、
神経細胞と神経細胞の間で信号がやり取りされる。

この神経細胞の中で記憶は保たれることになる。

光遺伝子の技術を使う

研究グループは
この神経細胞で保たれている記憶を取りまとめる
“司令塔”のような細胞があると突き止めた。

 

研究グループは「記憶痕跡細胞(engram cell)」と呼んでいる。

検証するために使ったのは、
「光遺伝学」と呼ばれる技術だ。

研究グループは、
光を使って引き金を引く記憶痕跡細胞を働かせ、
記憶を蘇らせようと取り組んだ。

記憶に関わる海馬で発見

記憶をとどめておく神経細胞があったのは、
脳の側面にあって記憶に関係する「海馬」だ。

ネズミによる動物実験で検証した。

まずネズミに物事を記憶させる。

このときに引き金を引く細胞が働くのに
必要なタンパク質合成を邪魔する薬剤
「アニソマイシン」を投与した。

シナプスの強化を防いでしまう。

翌日に記憶を再活性化する処置をしたところ、
記憶を蘇らせることはできなかった。

 

引き金細胞が働くには、
特定のタンパク質を要するためと見られた。

引き金で記憶が復活

 

ところが、
この引き金細胞を光遺伝学の技術を使って
強制的に働かせたところ、大きな変化が起きた。

 

マウスが喪失したと見られた記憶を
すべて取り戻したと確認できた。

 

引き金を引く記憶痕跡細胞が働くと、
消えたはずの記憶が一挙に蘇ると証明したことになる。

 

記憶がふっと蘇る背景に、
ここで確認できたのと同じメカニズムがあると
研究グループは見ている。

 

健康な人で記憶が蘇るといった場合にとどまらず、
記憶が失われるような病気も存在する。

新たに発見された仕組みの応用範囲も広いと見られる。

▲     ▲  ▲

 

何気に記憶が蘇る・・・

脳の中でいろいろ作用が起こっていることが
どんどん解明されてきています。

 

それによって私たちの可能性が広がっていくこと、
これからも目が離せませんね。

 

今日一日みなさまが幸せでありますように・・・

 

■■■ 編集後記 ■■■

 

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