赤ちゃんの脳に良い!「いないいないばあ~」
日本人なら誰もが聞いたことがある
「いないいないばあ〜」というフレーズ。
いつからこれが伝わっているのでしょうか?
何か不思議な感じがしませんか?
これも日本に伝承されている一つの文化だと思います。
ではこれがなぜずっと続いているのか・・
実はこのフレーズが楽しいだけではなく、
脳の発達にもいい影響があることがわかってきました。
「いないいないばあ」で笑っているとき、
赤ちゃんの脳ではいったいどんなことが起きているのでしょうか?
興味深い記事を紹介致します。
* * *
「生後10カ月ごろの赤ちゃんの頭の中では
劇的な変化が起きています。
それはイメージや記憶の誕生。
これを、『第一次認知革命』と呼んでいます」と言うのは、
長年子どもの認知発達の研究をしてきた内田伸子先生です。
内田先生はこの記憶の誕生が、赤ちゃんが
「いないいないばあ」を大好きになることと
密接な関係があると指摘します。
「赤ちゃんに記憶力がつくと、過去の
『いないいないばあ』体験を記憶し、思い出せるようになります。
そのため、何度か『いないいないばあ』遊びをしていると、
ママが『いないいない』で見えなくなっても、
『ばあ』と言ってまた出てくるだろう
という予測が自分でできるようになるのです」
その予測通りに、ママが現れて、
大好きな笑顔を見せてくれるから、
赤ちゃんは喜び、笑うという反応をするのです。
もちろん、
生後すぐに「いないいないばあ」をしてもいいのですが、
これが脳の発達と結びつくのは10カ月程度が目安。
「記憶は生後10カ月ごろ、
脳の記憶をつかさどる部位=『大脳辺縁系』にある『海馬』という
部分の神経活動が始まることによって、出現します。
海馬とは、体験の記憶を記憶貯蔵庫に配達する場所です」
海馬の前についているのが「扁桃体」。
快・不快感情を喚起する場所です。
快適な状態にあるときは海馬がイキイキと働き、
記憶もどんどん貯蔵されます。
しかし不快状態にあると、記憶のみならず、
情報伝達機能全体の働きが低下してしまいます。
「『いないいないばあ』をして、たくさん笑うことで、
扁桃体が『快』と感じ、海馬が活発に働く。
それが記憶力のアップにもつながるのです」。
また、「いないいないばあ」で赤ちゃんが笑うと、
ママも思わず笑い返すので、相乗効果で
どんどん楽しくなっていきます。
「これは、人と人がお互いに働きかけ合うことの基本。
何度も繰り返し続けることで、
コミュニケーション力を養うことができます。
* * *
ということで
とってもいいということがわかった「いないいないばあ〜」
まさに、いいことずくめの「いないいないばあ」
親子でいっぱい楽しみましょう。
子育て中のママもお孫さんがいらっしゃる方々もぜひ、
赤ちゃんの脳の発育のために、赤ちゃんが飽きるほどに
やってあげて下さいね。
将来はイメージ力と記憶力と
コミュニケーション抜群になるお子さんになるのは、
間違いないですね^^
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
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