コーヒーを飲むと記憶力がアップする？
年を重ねて、以前は一夜漬けで乗り切れたのに、
今は・・・という方。
30代、いえ、20代の人でもそんなことを感じているようです。
少しでも記憶力を元のようにアップしたい！という方々に、
科学的に証明された記憶力アップの裏ワザがあるということ。
そ れ は …
◆ コーヒーを飲む ◆
眠気覚ましにコーヒーを飲む人も多いと思いますが、
コーヒーには実際脳を活性化させる働きがあります。
例えば新しいことを記憶する学習において、
コーヒーを飲むとより効果的に覚えられることが、
2014年に行われた米ジョンズ・ホプキンス大学の調査で
明らかになっています。
同大学Michael Yassa准教授らは被験者に対し、
一連のイメージを学習後5分してから、
濃いめのコーヒー1杯分相当のカフェインのカプセルを摂取。
その24時間後、
カフェインを摂取した人々の方が、
イメージ写真の微細な変化によく気が付いたそうです。
これはカフェインが記憶量を高めただけでなく、
より鮮明に記憶することが可能になったためと考えられます。
◆ 筋肉トレーニングをする ◆
運動には有酸素運動と無酸素運動があるのはご存じだと思います。
酸素を取り入れるヨガや太極拳やジョギングなどにより、
記憶に関係する前頭前野が活性化して
認知能力が向上することがわかっています。
また無酸素運動であるウェイトリフティング。
筋肉を鍛えると頭も冴えてきます。
何か覚えておきたいことがあったら、
20分ほどウェイトリフティングを行うといいようです。
これは、
米ジョージア工科大学のLisa Weinberg女史らの調査で、
短時間に一気に抵抗運動を行うと、
長期記憶の1つであるエピソード記憶が高まることが
明らかになっています。
ひざの曲げ伸ばし運動をマシーンで行った被験者の方が、
筋トレをしなかった被験者より
同記憶が10％高かったという結果がでています。
筋トレをしたグループの方が
アドレナリンの一種であるノルエピネフリンの量が多かったことが
唾液検査の結果判明し、これが記憶力アップに
つながると考えられます。
◆ ハチミツをなめる ◆
温かいレモネード。
風邪をひいたときに飲んだことがある人もいるでしょう。
この風邪や咳に効くことで知られるハチミツですが、
意外なことに記憶力にも効果ありです。
特に更年期後の女性にとっては心強い味方といえます。
マレーシアサインズ大学のZahiruddin Othman医学博士らは、
更年期後の女性を対象に調査を実施。
ハチミツを毎日摂取すると彼女たちの記憶力がアップしたそうです。
女性たちは20グラムのハチミツを毎日摂取。
するとホルモン剤を摂取していた人に比べ、
短期記憶が優れていることが明らかになりました。
同博士らは、
「ハチミツはホルモン由来の知力低下の治療に有効なのでは」と
期待しています。
◆ ローズマリーの匂いを嗅ぐ ◆
植物やアロマの香りは気分をリラックスさせてくれます。
その中で記憶力をアップするアロマといえば、
ローズマリーやレモンの香りです。
英ノーザンブリア大学のMark Moss博士らが行った実験によると、
ローズマリーのアロマをたいた部屋にいた被験者は、
何の匂いもしない部屋にいた人に比べ、
出来事や今後やらなければいけない事柄を
よく覚えていたそうです。
すなわち脳内は薬理学的に活性化させたときと
同じような状態となり、特に記憶力に関係の深い、
コリン作動性ニューロンへの刺激が高まったということです。
上記のように日々の生活習慣からも
記憶力をアップできる方法がいろいろあります。
できそうなところから始めてみましょう！
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・
■■■ 編集後記 ■■■
【記憶力アップしたい方へ】
★５月度 記憶術体験レッスンの日程は
■ ５月 ３日（日）10:00～11:30
■ ５月１６日（土）9:30～11:00
■ ５月２１日（木）19:00〜20:30
■ ５月２８日（木）19:00〜20:30
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① ５月２３日（土） １０時〜１６時 （前半）
② ５月２４日（日） 1０時〜１６時 （後半）
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