子どものころや学生時代に楽器を習った、
練習したという人、
高齢になってから始めたという人も
いることでしょう。
楽器を演奏するには
脳のさまざまな機能を駆使するため、
それが後々プラスに働くことになります。
今回は、楽器を続けた人が
高齢になってから得られるメリットをご紹介しましょう!
これについて参考になる記事です。
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1.認知機能の衰えを補える
米カンザス大学医療センターの研究チームが
60~83歳の高齢者を対象に神経心理検査を行いました。
楽器の練習・演奏経験の長さ(10年以上、1~9年、無経験)と
スコアとの関係を調べたところ、
練習・演奏経験が長い人ほど、
非言語(視覚、聴覚)記憶、空間視覚記憶、
物の名前を言う、新しい情報を取り入れ適応する
といったテストで高いスコアを得る結果となりました。
練習・演奏経験10年以上の人の場合、
楽器と疎遠になる期間が数十年あっても、
上記のような利点がすべて失われるわけではないことも
わかったということ。
また、それを裏付けるように、
9歳以前に楽器を初めて10年以上続けた場合、
後期成人期に言語作動記憶が衰えない
といった利点があることが
米エモリー大学の研究によりわかっています。
これは脳の発達時期に楽器を練習することで
新たに神経連結が作られ、それが高齢になってから
認知機能の衰えを補っているためと考えられるということです。
2.聴覚の衰えを補える
米ノースウエスタン大学が55~76歳の被験者に
特定の言葉を聞き分けるテストを行いました。
楽器の練習を4~14年したことがある場合、
中断期間が40年ある被験者であっても
聴覚脳幹の活性度が高く、反応が早いことがわかりました。
3. 年を取ってから初めても効果あり
「楽器と縁がなかった」という人も
あきらめるのはまだ早いようです。
スイス、チューリッヒ大学の研究チームが
65歳以上の被験者に週に1時間、
楽器の練習をしてもらったところ、
4~5カ月で聴覚、記憶、手の動きを司る
脳の部位の活性度が高まることがわかったそうです。
また米国、南フロリダ大学の研究で、
60~85歳の被験者にピアノのレッスンを受けてもらい、
半年後にさまざまなテストを行ったところ、
記憶力、言語流暢性、情報処理能力、計画能力等が
向上していることがわかりました。
「60の手習い」ということばがありますが、
これも意味があるようですね。
いくつになっても遅いということはありません。
習ってみたいという時が
ベストタイミングということなのでしょうね。
いつまでも脳を活性化して
いつもチャレンジャーでいたいものです。
今日一日みなさまが幸せでありましょうに・・・
■■編集後記■■
最近とてもうれしいメールを頂きました。
ある高校3年生の女子から頂いたものです。
あるとき突然メールで「大学受験に受かりましたーーー!」
という嬉しい叫びです♥
彼女は、高校3年生になったばかりの4月の終わりにうちの記憶術集中講座を
受講しにきました。
歴史が覚えられず、点数が本当に取れないで悩んでいたのです。
それが私が教える記憶術では、数字の86桁、100桁を
簡単に覚えて頂いているので、それができたことで、
歴史の年号4ケタはとても簡単だということが理解できたようです。
そして今回のうれしい朗報を頂いたわけです!
仕事での資格試験や、もちろん受験期のみなさんも
このメソッドを知るのと知らないのとでは、格段の差が
ついてしまうようです!
もっと早く知ればよかった!!とよく感想を聞きます。
まだ知らない方はぜひ一度体験してみて下さいね。
11月の記憶術集中講座の日程は、
11月15日(土)
11月16日(日)
の2日間で開催されます。
ご希望の方、興味がある方はこの機会にどうぞ
いらして下さいね。
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