血液型で認知症のリスクが高まる可能性?!
血液型で
人の性格とかを占うことがよくありますが、
認知症が血液型に多少関係あることが
研究の結果わかったそうです。
それを今回ご紹介します^^
これは米国バーモント大学の研究により
明らかになったもので、
血液型のうち、
AB型が他の血液型と比べた場合、
年齢が上がると記憶や思考能力に
障害が出る可能性が若干高まることがわかりました。
研究チームは、
血液型と認知機能の関連性について
検証しています。
その手段として、
認知機能に問題がない45歳以上の被験者3万人に
記憶能力と思考能力のテストを行い、
約3年半後、再びテストを行って
その結果を分析しました。
■AB型は他の血液型に比べてリスク高い
被験者のうち、
記憶能力・思考能力が低下している
認知機能障害と認められたのは495人。
いくつかの条件(年齢、性別、人種、居住地域)を
加味したうえで
認知機能にまったく問題がなかった687人と
比較したところ、
AB型はO型と比べて
認知機能障害を発症するリスクが
82%高くなることがわかりました。
またアメリカの場合、
人口に占めるAB型の割合は4%だそうですが、
今回の研究で認知機能が正常だったグループでは、
AB型の割合は同じく4%程度だったのに対し、
認知機能障害が認められたグループでは
AB型の割合が6%と、若干上昇している
こともわかりました。
■AB型は血栓ができやすい?
今回の研究では、
血液凝固タンパク「第VIII因子」の濃度についても
調べています。
この因子の濃度が高くなると、
血栓ができやすいことを意味しますが、
今回の研究では、
VIII因子の濃度が高かったグループは低かったグループに比べて
認知機能障害を発症するリスクが24%高くなること、
AB型は他の血液型と比べてVIII因子の濃度が高いことが
わかりました。
ちなみに以前の研究では、
■O型は心臓病・脳卒中のリスクが低い
O型は記憶障害や認知症のリスクファクターである
心臓病や脳卒中を発症するリスクが低いことが
報告されておりました。
より重要なのは生活習慣
ただし、認知症のリスクファクターとしては、
喫煙や運動不足、肥満といった要素のほうが
より重要であるが強調されています。
「今回の結果だけでAB型の人がパニックになる必要はない。
まずは生活習慣を改善することのほうが大切」と
研究者は指摘しています。
日々の生活の中での睡眠・食事・運動・趣味など、
普段の習慣で脳の活性化がとても影響をうけるのです。
そこのところを基盤として生活を振り返って、
良い習慣をつけたいものです。
今日一日みなさまが幸せでありますように・・・