ワーキングメモリを鍛える
前回はワーキングメモリーとは
どんなものなのか、お話ししました。
ワーキングメモリは心のメモです。
ワーキングメモリは、
生活の中の「メモを取るまででもないこと」を
頭の中に一時置いておくことが出来る機能です。
例えば、買い物をしている時、
あれが必要、これが必要と考えます。
これもワーキングメモリの活動です。
この時、話しかけられると、
「あれ、何が必要なんだっけ?」と
忘れてしまうことがあります。
ワーキングメモリは領域が限られているので、
一度にたくさんのことは出来ないのです。
ワーキングメモリの劣化は物忘れの始まりです。
ワーキングメモリは前頭前野にあり、
思考における重要な役割を果たしています。
このワーキングメモリが劣化すると、
「あれ、何をしようとしていたんだっけ」、
会話時も「あれ、会話が理解できない…」と、
いろいろなことに支障をきたしてきます。
こうならないように、
ワーキングメモリを鍛えておきましょう。
■ワーキングメモリを鍛える
例えば、人は一度に覚えられる
(ワーキングメモリに記憶できる)
数字の数が5個~9個ほどだと言われています。
郵便番号くらいの長さですね。
単語も短いほうが覚えられるのも、
ワーキングメモリの領域に限りがあるからです。
ワーキングメモリを鍛えると、
数字なら20個ほどを覚えられたり等と
成長するいことが出来るといいます。
ワーキングメモリ領域が広がれば、
会話の理解度も上がり、ど忘れも減り、
冴えた頭になることが出来るでしょう。
日常の中で鍛えるなら、
下記が有効であると考えます。
■ 新聞を10文字くらいのブロック単位で見て読んでいく
■ 看板を見たらぱっと記憶し、
見ないでぱっと頭の中に描いてみる
■ 会話の際、相手の話をよくよく覚えるように聞く
■ カラオケの際、得意でない歌を歌い
歌詞を見ながら出なく、歌詞をぱっと見て、
目をそらして歌う。
■ 日常の簡単な判断は瞬時にこたえる。
など。
前頭前野にあるこのワーキングメモリーを鍛えて、
脳を活性化していきましょう!