交感神経のストレスを倍増させる原因とは・・・
自律神経のバランスが崩れると、
ストレスがたまってきます。
その一つの原因は、
交感神経が働きすぎていることです。
前回まで、自律神経であるこの交感神経と
副交感神経についてお話しました。
そして副交感神経を活発にする方法を
お話しました。
今回は交感神経の立場からみて、
こういうことは内容的にあまり良くないという
事柄をお話していきましょう!
ストレスが増えると、体内ではどのような反応が
起るのでしょうか?
簡単にいうと、“交感神経”が働き過ぎてしまい、
不眠や便秘など様々な不調の原因になります。
■1:冷たいものをとる
冷たいものをとると、
胃が冷え交換神経が活発になります。
逆に温かいものを飲むとほっとした経験は
ありませんか?
これは、副交感神経が働くからなんです。
ただ、熱すぎると真逆の交感神経が働いてしまうので、
ベストは体温程度のぬるま湯です。
夏の延長で、冷たいものを取り続けないよう
気をつけて下さい。
■2:早食い
本来、食事をすると副交感神経が働いて
消化吸収をし始めるのですが、早食いは
交感神経を働かせてしまいます。
これはよくかまないことが原因で、
きちんと食べ物をかんで食べると
唾液腺が刺激されて、唾液がたっぷり出ます。
この唾液腺が実は副交感神経の通り道なので、
よく噛んで唾液腺を刺激することで
副交感神経がきちんと働き、消化吸収を
スムーズに行ってくれます。
食欲の秋ですが、しっかりかんで
食べるようにしましょう。
■3:遠くを見る・集中する
目は自律神経(交感神経・副交感神経)と
深く関わっています。
人はモノを見るとき、
遠くを見る=交感神経が働く、
近くを見る=副交感神経が働くというしくみに
なっていますので、近くでものを見る時間を
作ることも必要です。
ちなみに、近くを見る行為も
長時間集中してしまうと交感神経が
働きだしてしまうため、短編小説などで
長時間近くを見続けないよう気をつけないと
逆効果になります。
■4:息を吸う
ため息と深呼吸。同じ呼吸でも働きが
ちょっと違うものなのをご存知でしょうか?
リラックするためにオススメなのは“ため息”です。
息を“吐く”という行為が、副交感神経が
働かせてくれるのです。
この方法が副交感神経を働かせるのに
もっとも簡単な方法だと思います。
できるところからやってみましょう!