副交感神経を活性化する方法は・・・
前回もお話ししたとおり、
副交感神経は自律神経の2種類のうちの一つで、
もう一つは交感神経だということでしたね。
この交感神経は、
ストレスが多い社会に生きる私たちにとって、
優位になりがちです。
その結果、血管の収縮により、
頭痛や肩こりが起こったり、疲れやすい、
だるいといった症状が出ます。
前回副交感神経を活性化する方法として、
指先を刺激して副交感神経を
働かせる方法をお話ししました。
その他には、日常的にできることはあるのでしょうか?
ある本でご紹介されていた方法を
さらにお知らせしてみたいと思います。
■1:朝慌てた生活では副交感神経が上がらない
副交感神経は夜眠っているときに高くなり、
朝、目覚めると交感神経が高まって、
副交感神経は下がっていきます。
歯磨き、メイク、着替え、掃除など
朝のルーティンをゆっくりとした気持ちで行いましょう。
慌てずに行うと、一気に交感神経が優位にならず、
徐々に副交感神経から切り替わります。
このおかげで、自律神経の
適切なバランスを保って過ごすことが
できるようになります。
■2:ジョギングよりもウォーキングがよい
特に中高年の場合は、かえって身体を
老化へと追いやってしまう危険があるそうです。
ジョギングよりウォーキングの方が、
呼吸が乱れることが少ないため、
副交感神経のレベルを下げずにすみます。
また、歩く一定のリズムが
自律神経を整えてくれます。
■3:怒りを持ちこさないこと
怒りによる自律神経の乱れは、
約3~4時間続きます。
朝一番に怒りを爆発させたら、
少なくとも午前中は思考力、
集中力ともに著しくダウンするのです。
クヨクヨ考えずに前向きな気持ちで、
1日をムダにしないようにしましょう。
■4:少しの片づけで気持ちをスッキリ
ムシャクシャしたときに、
机まわりを片づけるだけで、
気持ちが落ち着くことはありませんか?
事実、片づけには副交感神経を
高める効果があるとされています。
日中働くと交感神経が高まり、
夕方から夜にかけては副交感神経が
高まっていきます。
しかし年を取ると、
副交感神経が下がっていくため、
疲れが抜けないまま朝を迎えてしまうのです。
そこで仕事を終えて帰る前に、
少しだけでも片づけをすると、
自律神経を整えるスイッチになります。
このように、ストレスがかかって
神経が高ぶるようでしたら、
副交感神経を上げる工夫をしてみましょう!
楽しく快適に日常を過ごすために・・・