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笑いは良薬?!

笑いは良薬?!
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笑いは良薬?!・・・

 

みなさんは一日どのくらい、笑いますか?

調査では、大人は1日に平均17回笑うと
報告されています。

 

「声を出してよく笑う」を性別でみると、
男性40%、女性60%で、女性のほうがよく笑うことが
分かっています。

 

世代別ではどうでしょうか。

「よく笑う」は30代が65%、
40代が50%、50代が45%です。

 

やはり年齢が若いほうがよく笑うようです。

 

ある調査報告によると、
小学生は1日に平均300回笑うが、
70代では1日に2回程度しか笑わない
報告されています。

 

なぜ年齢を重ねるにつれて笑わなくなるのか。

これについては、ストレス説が有力です。

年齢とともにストレスが増え、
笑えなくなるということです。

ただ、先の調査では、
人生で最もストレスが多いのが30代、40代ですが、
60代、70代のほうが「笑い」の回数が少ないことから、
ストレス以外の要因も大きいのではないか
との見方もあります。

つまり、脳機能が
「笑い」と密接に関係しているのではないか、
ということです。

ただ、「笑い」により脳機能が高まるのか、
脳の認識機能が高いことから「笑い」が促されるのか、

どちらが一体先なのかということは、
今のところまだよく分かっていません。

 

「笑いの頻度と1年後の認知機能との関連」について
調査したところ「ほぼ毎日笑う人」と
「ほとんど笑わない人」では、
後者のほうが1年後の認知機能の低下が大きい
という調査結果が出ています。

 

しかしこれも、「笑わなければ認知症になりやすい」
ということまでは断言できないようです。

「笑い」でNK細胞が活性化

旧約聖書には「笑いが病を治す」と
記されています。

笑うと痛みが軽減することは
古くから経験的に知られていました。

 

近年、このことについての報告も数多く出ています。

 

リウマチ患者と「笑い」の関係についての
調査があります。

リウマチ患者の集団に40分間
リウマチに関する講義を聞いてもらった後と、
同じ集団に40分間落語を聞いてもらった後で、
それぞれ唾液検査を行いました。

 

前者は、免疫を制御する
インターロイキン6やコルチゾールなどの
ストレスホルモンの増加が見られたが、
後者はそれらが減少し、減少量は鎮痛剤の
1週間分に相当したことが分かった・・・

ということが報告されています。

 

また、「がんと笑い」についての研究も進んでいます。

笑うことでNK細胞が活性化し、
進行の遅延や痛みが軽減することが
報告されています。

 

また、「微笑み」や「笑顔」は
脳をリラックスさせます
が、
意識的に声を出して笑うほうが
脳だけでなく全身に与える運動効果が高いといえます。

 

さらに、それが心からの「笑い」でなくても、
心身に与える影響には大差ないことも分かっています。

例えば、笑いながらと万歳すると、
たとえ気持ちが沈んでいても体は
「万歳する=嬉しいことがあった」と
記憶しているため、瞬時に体に良い影響を
与えることになります。

「笑い」は、ストレスを解消し、
生活習慣病を予防し、病気を遠ざける

「良薬」といえそうです。

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