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音の振動数と脳・・・

音の振動数と脳・・・
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音の振動数と脳

前回では、聞こえない音の領域が
与える安心や癒しについてお話しました。

 

今回は自分が好みと感じる音楽が
自分の脳にどのような影響を及ぼすのか
音の振動数の影響をみてみましょう。

 

音楽には必ず多かれ 少なかれリズムがあり、
音域の高低、音の強弱という要素が存在します。

 

これらの要素は、一種の振動波形です。

これらは科学的に言って、耳で聴いたり、
体の振動で感じ、感覚神経によって脳に集められ、
固有振動型となって固有な神経の配線の興奮を
引き起こします。

 

この神経の配線は原始的な本能を
つかさどる脳の部分と、その個人の過去での
快感の記憶と苦痛の記憶の神経の興奮に結びついています。

したがって、それは自分では
意識と記憶に昇らない部分に作用します。

 

波には高低と幅が存在し
高低には変化という落差が必ず存在します。

 

生物が進化するためには、
自己と異なった対象に快感を感じ、
結びつこうとする衝動が存在します。

 

よって、波の高低差による変化から
快感を受けることになります。

 

 
 人それぞれ音楽だけでなく、
視覚的な形や色でも個人個人好みがありますが、
これは、個人個人が持っている神経配線の形成への
固有振動の影響の違いと考えられます。

 

このように音楽を聴くことは、
変化の落差を感知することによって生じる快感であり、
振幅と振動数(周波数)に置き換えられ
神経の興奮を引き起こします。

 

音楽はこれも振動の一種でありますから、
自分の持っている振動数に同調するものや
自分の潜在的な振動を喚起させるものに
快感が生じます。

つまり、音楽には自分の持っている
潜在的な固有振動型を発現させる作用と、
潜在的無意識の再確認作用とがあると考えられます。

 

音楽が神経におよぼす影響を述べれば、
一般に、テンポが早く、音量の大きいものは、
神経の覚醒興奮があり、興奮性の快感となりやすいです。

 

この時脳内では、快感物質ドーパミンや
ノルアドレナリンが分泌されていると推測できます。

 

その逆に、ゆっくりなテンポで音量の小さいものは

神経の興奮を鎮め、

気分を落ち着かせ、気分を癒してくれます。

 

この時、ノルアドレナリンやアドレナリンの
分泌が抑えられ、アセチルコリンが
副交感神経から分泌され休息状態をつくり、
快感物質エンドルフィン等が
分泌されていると推測できます。

 

また、快感物質の分泌特性から述べれば、
一般に若い世代の人間は、成長期であるから、
覚醒興奮作用を持つ快感物質ドーパミンや
ノルアドエナリンが過剰に分泌されやすい傾向にあります。

それらの分泌速度に合った興奮と覚醒を引きおこす
テンポの速い音量の大きな音楽を好みます。

年配者は成長期が過ぎ、
脳や体が疲労しやすい状態であるから、
これらの過剰興奮による疲労を和らげる
ゆっくりとしたテンポを好み、
音量の大きいものは好まないような
傾向となると考えらます。

このように、どちらの場合も、
音楽という方法によって変化の波を感知し、
その音楽の波と自己の無意識な
固有振動波の同調や共振によって、
快感を生じさせているのです。

 

もちろん、音楽のみならず、
快感を感じると言うことは、
自己の波と自己以外の波が同調、共振する時に生じ、
人は無意識にそのような対象を時と場合によって
自己で無意識に選択するします。

自分が心地よいと思われる音楽で心を整えましょう!

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