脳の活性化に必要な条件とは・・・
脳を活性化するには、右脳を鍛えること、
つまり、イメージ力をトレーニングすることです。
芸術作品(絵画など)やクラシック音楽を
鑑賞するだけでも、右脳を使います。
また窓の外の風景を、視野を広げながら
眺めてみることも有効です。
遠くの一点を見るよりも、
全体的に眺めるわけです。
右脳は空間処理能力だからです。
そのほか速読の訓練もオススメです。
速読のトレーニングのなかには、
視野を広げたり、目を高速で動かしたり、
瞬間的に文字を読み取る訓練法などがあります。
これを行なうと文章を高速で
処理できるようになります。
目は脳の出先器官であり「覗き窓」ですから、
脳の一部といってもよいでしょう。
その眼を鍛える動体視力の訓練は即、
脳の活性化につながっていきます。
受験勉強では、一部の教科(現代文や英文、歴史)を除いて、
これらの教科の文章を読んだり、
過去問を必死で解いているときは、
おもに左脳が使われています。
論理的な思考を担当するのは左脳だからです。
左脳は筋道だてて考えることや文字の処理は
得意ですが、並列思考やイメージが苦手であり、
ストレスがたまってしまいます。
どうしても左脳偏重であるため.
いくら勉強時間を長くして猛勉強しても、
脳力アップの伸びしろに限界が出来てしまうのです。
これを打開するためには、右脳の活性化をすることです。
そのためには速読訓練をはじめたり遠くを眺めたり、
芸術を味わうことも有効ですが、
ふつうに読書することもオススメです。
読書といっても論理的な本ではだめです。
それは受験勉強でやりぬいているはずです。
推理小説でも世界文学でもいいので、
とにかくイメージをかきたてるような本を読書するのです。
小説を読むと、文字から「自分の力だけで」
想像する必要があるので、イメージ力がついて
右脳が鍛えられます。
脳を活性化するために、
ぜひお勧めしたいものが有酸素運動と咀嚼です。
この2つを習慣づけるだけで、
ワーキングメモリを担当している前頭葉と、
記憶の定着にとって重要な海馬が鍛えられます。
この2つの脳の箇所は、受験生にとって欠かせませんよね?
前頭葉のワーキングメモリは、
記憶の入り口です。パソコンでいえばRAM。
ここの容量が大きいほど、記憶力は倍増します。
またワーキングメモリは、
勉強のやる気や判断力、思考力、読解力、
洞察力などに関係してくる重要な機能です。
これが有酸素運動と咀嚼によって、
鍛えることができます。
私たちの脳に絶対必要なのは、酸素とブドウ糖です。
有酸素運動によって、酸素を取り入れることで
脳の活性化を促します。
そして、よく噛んで食べることは、
脳を活性化する方法として簡単なうえに、
効果も大きいものです。
ガムを噛む方法もありますが、
ふだんの食事で硬いものを食べたり、
噛む回数を多くするだけでいいと思います。
健康のためにも、ダイエットのためにも
咀嚼を多くすることは大事ですね。
頭を鍛えるには、体を鍛えるということと同様、
アゴの筋肉を動かしてよく噛んで食べることがポイントです!