脳活性化のための日常での運動は・・・
運動による脳の活性化以外にも、
アンチエイジング・ストレス解消・ダイエット
骨や関節を丈夫にし、動作をスムーズにする効果などなど、
多様に効果が現れます。
現代人は運動不足と言われていますが、
それは、「歩かなくなったこと」と
「からだを動かさなくなったこと」が最大の原因です。
つまり、生活の基本となる動作が
不足しているのです。
日常生活のなかでできる、自分に合った運動を
みつけてみましょう。
日常にできる簡単な運動は・・・
■ 通勤・通学・買い物は速足で
ウォーキングについての最新研究では、
長時間まとめて歩かなくても、
10分程度に分けて何度かおこなうことで、
同じ効果が得られることがわかってきました。
10分程度の歩行なら、通勤・通学・買い物などで
簡単にできます。
しかもほとんどの毎日の行動ですから、
これを利用しない手はありません。
一般にウォーキングでは歩幅を大きくとり、
かつ速足で歩くのが原則です。
■ 注目される速足のメリット
最近、速足のメリットが注目されています。
たとえば血糖値の高い人(糖尿病)でも、
歩く速度の速い人ほど死亡率が低く、
また心筋梗塞など血管系の病気にも
なりにくいという報告があります。
東京都老人総合研究所による
老化予防の長期研究プロジェクトでも、
運動と健康との関係を調査したところ、
高齢でも歩く速度の速い人ほど長寿で、
からだの障害(ケガや病気)も少ないことが
報告されています。
これは速足が適度の運動となり、
インスリンの分泌がよくなったり、
心臓や肺、血管などの機能が向上すること。
また、足腰も丈夫になるためと考えられています。
速足の習慣を身に付けておけば、
自然に健康の維持や老化の防止に役立つのです。
■ 歩くときはいつでも速足
速足のコツは、「イチ、ニ、イチ、ニ」と
意識的に速めのリズムをとりながら歩くことです。
ふだんより少し速い程度を心がけ、
歩き終わったあとに軽く息がはずむくらいを
目安にしましょう。
■ スローピングをする
スローピングとは、
階段や坂道を上り下りすることです。
平坦な道と比較すると2~3倍もの負荷がかかるので、
エネルギー消費量が多くなります。
それだけ短時間で効率よく運動できるのが、
最大のメリットです。
階段はどこにでもあるので、
これも日常的に簡単にできる運動です。
駅や建物内ではエレベーターやエスカレーターを
できるだけ使わず、とにかく階段を利用することです。
会社や出先でも、打ち合わせの移動や
トイレへ行くときなど、積極的に階段を
利用しましょう!
■ 上り下りはゆっくりやること
もちろん自宅の階段でもできますが、
傾斜が急な場合は危険なので、運動のために
繰り返し上り下りするのはやめましょう。
また階段は急ぐと転倒の危険性もあるので、
かならずゆっくり上り下りすることです。
そのほうが足に負荷がかかるので、
運動効率も高まります。
とくに高齢者の場合には、
手すりのある階段でやってください。
各地(地方自治体など)でスローピング教室も
開かれていますので、それを利用するのもいいでしょう。
明日はさらに簡単な運動をみてみましょう!