認知症のリスクを下げる食事とは
認知症(アルツハイマー型認知症)の
原因となる老人斑という脳にできるシミのようなものは、
50歳前後から増えていくと言います。
認知症というと原因不明と言われてきましたが、
近年徐々にその原因や予防法がわかりつつあります。
■効果の認められた食品とは
最も効果が認められたのは
クルクミンというウコンに含まれる成分です。
次にDHA。
魚の脂に含まれています。
その次が野菜や果物で、
週3回以上それらのジュースを飲めば、
アルツハイマー病のリスクが76%も減少する
ともいわれています。
自分で作ったものがもっともフレッシュで
よいジュースですが、購入したジュースでも
飲まないよりはよほどいいでしょう。
また「脳のビタミン」と言われるビタミンB12も、
脳の活性化に必要なビタミンです。
神経細胞の修復に一役かっているようです。
このように、アルツハイマー病は食事によって
確実にリスクを下げられる病気、ということで、
生活習慣病に近い存在になる可能性も
あるのかもしれません。
もちろん、魚とウコンと野菜だけ取っていればいい、
というわけではなく、あくまでバランスの良い食事が大切です。
毎日の食生活の中に、
無理のない程度に野菜&果物ジュース、
というのははじめやすくて良いかもしれませんね。
ただ、特に市販の野菜・果物ジュースは
意外と糖分を多く含むので、糖分の取りすぎには注意です。
食べ物以外に、また心の状態もかなり影響を及ぼします。
■イライラしない心がけが大事
ストレスは認知症の大きなリスクのひとつです。
ストレスによって心の安定を失い、
うつっぽくなったり、怒りっぽい性格の人は
認知症になりやすいと言えるでしょう。
小さなことにイライラしたり、クヨクヨしていると、
脳は大きなストレスを感じてしまいます。
小さなことは「ま、いっか!」と流せるように、
プラス思考に物事を考えられると脳への負担が減ります。
とはいってもそんなに簡単に考えを変えるのは
難しいと思いますが、なるべく自分が楽しめることに
意識を持ち、イライラから少しでも早く
脳を開放してあげられるよう意識してみてください。