脳にくるみがいいわけは・・・
くるみが“ブレインフード(健脳食)”
と言われていますがそれは、成分が
オメガ3脂肪酸だということです。
それでは、オメガ3脂肪酸とは、
どういうものなのでしょうか?
植物性油脂であるオメガ3脂肪酸は、
αーリノレン酸であり、
人間の身体をつくる栄養のひとつです。
生活習慣病を防ぎ、血管の老化である
動脈硬化を防ぎます。
現代人には不足している栄養素と
言われているので、毎日の食事で
充分に取れるようしてほしい一つです。
またくるみには豊富な
ポリフェノールが含まれており、
脳内伝達物質を活性化してくれます。
スペインで行われた調査では、
くるみを1日に一握り分食べている人の記憶力が、
食べていない人と比較して19%も高い
ということもわかっています。
抗酸化力が強く脳への効能が高い
クルミ4~6個分にあたる30g中には、
α―リノレン酸が約2.5g程度含まれています。
ほかにもクルミの中には
ビタミンE、エラグ酸、メラトニンなど
10種類ほどの抗酸化物質が
ミックスされていて、
脳へ有益に作用します。
30gのクルミのポリフェノール含有量は、
グラス1杯分のワインの倍以上に相当します。
ほとんどのナッツは食べる前に
煎る必要がありますが、
煎ってしまうと抗酸化力が落ちます。
その点、クルミは生で食べることができるので、
劣化しない形で高い抗酸化を得ることができます。
アメリカのタフツ大学の研究者が、
クルミを毎日取ることによる
効能と適量を次のように報告しています。
遺伝的にアルツハイマー病になる
マウスを使って調べたところ、
通常は、記憶障害を起こしたり
運動能力が衰えたりするマウスが
クルミを与えることで
ワーキングメモリーが良くなりました。
特に人間で言えば
1日に10~30gに相当する
クルミを与えると、脳の認知力や運動能力が
改善することが分かりました。
しかし45g相当まで増やすと
逆に認知力の一部が低下しました。
いくら脳に良いと言っても食べ過ぎは
よくないと言う事です。
なんでも「過ぎたるは及ばざる如し」ですね。
くるみ・・・
食生活の中に取り入れてみましょう!