脳を守るシステムとは・・・
脳を守るシステムとは・・・
前回に引き続いて、
脳を守るシステムをさらにみていきましょう!
私たちの脳に、簡単に薬や毒が
中に入ってしまっては困ります。
そのため、脳には,血液の中に
流れ込んできた薬(体から見れば異物)の
侵入を制限する,防壁(バリア)が備わっています.
このバリアは,脳のなかの細い血管を
形成している内皮細胞膜同士が
ぴったり接着したような構造をしています。
血液の中に流れ込んできた薬や異物が,
この細胞の隙間(すきま)を通り抜けて,
脳のなかに侵入することはできません。
したがって,このバリアは,
生体の情動をコントロールしている
脳の細胞を守るための役割を担っています。
これによって、有害な物質の侵入から
脳を守り、正常な状態を保つことが
できるようになっているのです。
すばらしいですよね。
さらに、脳のシステムが
素晴らしい点のもう一つが、
神経細胞同士のつながりの数は
継続的に増えているという点です。
いつまでも脳神経の「つながり」は増やせます。
もちろん、神経同士のつながりが
消滅するもの事実ですが、
消滅の数よりも、つながる数が
上回っているというのも事実です。
つまり、守りと攻めの両方のシステムを
脳は備えているのです。
この事実は、加齢に伴い、年齢が上がるほど
精神活動が向上することを証明してくれます。
つまり、何歳になろうと、
脳の機能は上げていくことができるのです。
そして大切なのが、
この向上する事実を期待していると、
それがそのまま結果として現れるのです。
いつまでも脳機能を上げることができる
と信じることは重要なファクターなのです。
もちろん酸素も大切です。
呼吸法や運動、栄養によって
脳の酸素の供給をコントロールすれば
活性酸素など、脳へのダメージを
与える要素をブロックできます。
確かに脳の肉体的、生理的発達は
おおよそ5歳までに完成します。
でもいくつになっても「つながり」は増え続けます。
いつまで脳機能のポテンシャルを信じ続け、
脳のつながりを増やし続けていきましょう!