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脳細胞にスイッチを入れるためには?!

脳細胞にスイッチを入れるためには?!
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脳細胞にスイッチを入れるためには?!・・・

無を体得するのは間脳(視床下部)と
右脳の働きに依るものです。 

無の本体、すなわち否定そのものを解くのが
間脳(視床下部)であり、 セロトニンという物質が
間脳(視床下部)からでて
、 分別意識を担当している
左の脳細胞の働きを停止させ、
 右の脳細胞にスイッチを入れる役目を果しています。 

細胞にスイッチをいれるという現象が今ひとつ抽象的なので、
「セロトニンは左半球と右半球で全く異なる働きをみせるか?」
 という言葉に言い換えて考えたいと思います。

  まず、セロトニンは神経伝達物質です。

 

軸索と樹状突起が接続した部分には「すき間」があり、
つながっていません。

このすき間を「シナプス」といいます。

 

インパルス(電気信号)がシナプスまで来ると、
手前の細胞から「神経伝達物質」とよばれる化学物質が出て、
次の細胞にある「レセプター」という
グローブのようなものでキャッチされます。

 

というように、 神経伝達物質は、
ニューロン(神経細胞)から放出され次のニューロンに
情報を伝達する役割をもつ物質です。

 

 神経伝達物質を放出するニューロンをA、
神経伝達物質を受け取るニューロンをBとします。

 

 多くの場合、Bが神経伝達物質を受け取る際、
受容体という受け皿のようなものと
結合することが必要です。 

 

受容体と神経伝達物質が結合することにより、
ニューロンBは情報が来たことがわかります。 

 

私たちの 実生活のたとえで、
回覧板をお隣さんに回すことで考えると

次のようになります。

 

  ニューロンAさんがニューロンBさんに
回覧板をまわすとします。

 

 回覧板が神経伝達物質です。

その時、Aさんは、呼び鈴を押しますよね。

 

 この呼び鈴を押すことで、ニューロンBさんは
回覧板が来たことに気づくわけです。 

 

この呼び鈴を押すことが受容体と結合する事になります。

  ニューロンBがその後どのような現象を起こすかは、
神経伝達物質の種類だけでなく、受容体の種類にも
よります。 

 

つまり、同じ神経伝達物質を受け取った場合でも、
 受容体の種類によってニューロンBに
引き起こされる現象が異なるわけです。

 

セロトニンには現在、18種類の受容体が

発見されています。 

そのセロトニンが左右の半球内の細胞で
異なる現象を引き起こすためには、
 全く異なる種類のセロトニン受容体が
左右半球に分かれて存在していなければなりませんが、 
そのような事例はまだ見つかっていません。 

 

ちなみに、
左右半球で受容体の分布の差を示研究はありますが、 
あくまでも差が存在するのみで、左半球には存在し、
右半球には全く存在しないなどということは考えにくいです。

 

悩んだり苦しんだりといった試行錯誤している時、 
人はあらゆる可能性を探っています。

 

何かを見たり、聞いたりして悩んでいるときは
両半球が活動していることが分かっています。

刺激が遮断された状況自分の中だけで考えている場合、
 脳の活動はどのようになっているかわかりません。 

なぜなら、「なにか刺激を入れたからどうなった」という
因果関係が明確でないからです。

脳科学でも左半球と右半球との機能の違いについて
研究がなされています。

  一般的に左半球は情報の分析、右半球は統合に
特化しているだろうと示唆されていますが、
 考える際には両半球の処理が必要なことは
言うまでもありません。 

 

我々の苦しみ、悩みのすべては、左の脳細胞のみが
起こしているとは考えられません。

 

悩んだり苦しんだりといった試行錯誤している時、
 人はあらゆる可能性を探っています。

 

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