カラダのさびつきをとる方法とは・・・
前回は活性酸素が、その激しい酸化力で、
重要な臓器や細胞を手当たり次第に攻撃し、
それらをサビさせて、病気や老化の原因をつくる
ということをお話ししました。
では、それを防ぐためには、
どのような対処法があるのでしょうか?
まずこの活性酸素を消す働きとして
『抗酸化物質』がとても重要になります。
それには、まず代表的なものに、
ビタミンEとビタミンCがあります。
[ビタミンEだけの時]
細胞が活性酸素にやられると、
ビタミンEが身代わりになって酸化されます
しかし、酸化したビタミンEが細胞全体を酸化させてしまいます。
[ビタミンEとCがある時]
活性酸素にやられ酸化したビタミンEを、
ビタミンCが身代わりになって酸化されることで、
ビタミンEを元の状態に戻します。
ビタミンEは・・・
植物性油・ナッツ類・ウナギ・カツオ・サバなどに。
ビタミンCは・・・
パセリ・ブロッコリ・菜の花・レモン・ピーマン・
イチゴ・カブ葉・ダイコン葉などに多く含まれています。
その他、ビタミンE、C以外にも優れた
抗酸化物質があります。
血液に活性酸素を加え、酸化されるまでの時間を調べる実験で、
1つにはタバコの煙、
もう1つには抹茶だけを混ぜ、
酸化されにくさを比べました。
その結果、ポリフェノールが
たっぷり含まれた抹茶を混ぜると、
酸化までの時間が20%以上も伸びます。
活性酸素を発生させるタバコと抹茶を混ぜたときも、
抹茶のポリフェノールが懸命に酸化を防ごうとします。
これはポリフェノールが細胞を取り囲んで
酸化から守ると考えられています。
ビタミンEのように細胞内に入らないので、
細胞を傷つけない抗酸化物質なのです。
★ポリフェノールは
ブドウ皮・ナス皮・ブルーベリー・紅茶・
ココア・タマネギに多く含まれます。
活性酸素による酸化のダメージは、
抗酸化力の高い
★ [SOD]
★ [ビタミンE] → 「ぬか漬け」「大豆由来製品 」
★ [アスタキサンチン]
β-カロチンなどと同じカロテノイドの仲間で、
サケ・エビ・カニや海藻などの魚介類に
多く含まれる赤い色素です。
その抗酸化力はビタミンEの1000倍にも達し、
「史上最強のカルテノイド」と言われています。
★ [リコピン] → トマトの色素
などがあります。
意識して取り入れてカラダのさびを防ぎましょう!