ストレス解消にアルファ波がいい?!
そもそもストレスとは何でしょう?
日々、ストレスがかかる!ということを言いますね。
体内には、心拍数、血圧、呼吸数、体温などを
一定に保つ機能恒常性の維持、
ホメオスターシスが備わっています。
この体内の恒常性にひずみが生じた状態を
「ストレス」と呼びます。
心拍数が増えたり、血圧が上がったり、
呼吸数が増えたり、眠れなかったり、
イライラしている時を、ストレス状態にあるというのです。
ストレスという言葉は、もとは、物理学で、
物体の表面に加えられる圧力のことを指す言葉でした。
人間にも使い始めたのは
米の生理学者ウォルター・キャノンや
カナダの医学者ハンス・セリエ(1907~1982)でした。
セリエはストレスのことを
“外界からの刺激に対する生体の反応”
あるいは“反応した状態”と定義し、
そのような反応を起こる刺激を“ストレッサー”と呼びました。
しかし、現在では、ストレスという言葉は
かなりあいまいな用語となり、
ストレッサーもストレスに含めているようです。
◆ストレス( stress)の種類
私たちはどんなことでストレスを感じるのでしょう。
前述したとおり、
それをストレッサーというわけですが、これもストレスとすると、
1.物理的・科学的ストレス:暑さ寒さ、騒音など
2.生理的ストレス:疲労、病気
3.社会的・心理的ストレス:職場や学校での人間関係、
仕事の不満、挫折感、老後の不安
ストレスに悩んだのはどうやら現代人ばかりでないらしい。
たとえば
「はらわたが煮えくり返る」
「肩の荷が下りる」
といった表現はストレスそのものみたいです。
◆ストレスを感じやすい性格
ストレスを感じやすい性格とそうでない性格って
あるようです。
特にストレスを感じやすいという人は
1.責任感が強い
2.世話好き
3.完全主義者
4.独りよがり
5.感情を表に出さない
というような傾向があるようです。
◆体に潜んでいたストレスのもと
心配事があったり、強い恐怖を感じたとき、
体の中では何が起きているのでしょう?
これを調べるために、次のような実験があります。
おもちゃのピストルと小麦粉が入った風船をセット。
ロシアンルーレットの要領で引き金を引く。
もし弾が発射されれば風船が割れ、
頭に小麦粉をかぶってしまう実験。
結果は、
血液中にカテコールアミンという物質が
通常の2倍以上の量になっていた。
カテコールアミン(CA)とは・・・
心臓をドキドキさせたり、瞬発力を発揮する時に
必要なホルモンです。
カテコールアミン(CA)は、
・アドレナリン(A)
・ノルアドレナリン(NA)
・ドーパミン(DA)
主に交感神経、副腎髄質、脳などに分布しています。
強心剤としても使われます。
例えば、よく「火事場の馬鹿力!」と言われるように、
火事の時に思わぬ力が出て、思いものを持ち上がられるのは
カテコールアミンのおかげなのです。
カテコールアミン(CA)が血管をギュッと収縮させ、
手足の筋肉に大量の血液を送り込み、
すごい力を発揮させてくれるのです。
◆メカニカルストレス
生体内で臓器や筋肉が伸び縮みすることで
発生する刺激のことです。
以上のようなことがストレスとして現れるということです。
ではこのストレスがα波によって解消されるということ・・・
明日はこれについてお話していきましょう!