「口呼吸」が脳に悪い影響を・・・?!
呼吸というのは、とても大事で、これによって
いろいろな状況の変化を起こすことができます。
ヨガでの呼吸法や、瞑想での呼吸法、
呼吸法だけで何千種類とあるそうです。
この呼吸について、
とても興味深い研究結果が出ています。
「口呼吸」が脳の前頭葉に悪い影響を及ぼす・・・
ということなのです。
以下がその内容です。
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医療法人社団智徳会 ファミリー歯科医院は、
歯科医師、佐野真弘・佐野サヤカ両氏が、
「脳の学校」代表の加藤俊徳氏(医師・医学博士)らと
行った研究で、「口呼吸は鼻呼吸よりも、
前頭葉により酸素消費を生じる」ことを
世界で初めて発見したと発表した。
呼吸には鼻呼吸と口呼吸があり、
人間の通常の呼吸は鼻で行われるが、
鼻が詰まったり、激しい運動をした時に、
その場をしのぐために口呼吸が行われることがある。
口呼吸が習慣化すると、睡眠障害など、
二次的な合併症が引き起こされやすくなる。
これは「口呼吸習慣病」と呼ばれるもので、
普段、口をぽかんと開けている人は
「口呼吸習慣病」の可能性がある。
また、歯並びの悪い人(歯列不正など)にも
口呼吸が多く見られる。
今回の研究では、
最新のベクトル脳機能NIRS計測法を使って、
近赤外線を頭皮上から照射し脳の酸素活動を計測。
その結果、口呼吸では前頭葉の活動が休まらず、
慢性的な疲労状態に陥りやすくなる可能性が
明らかになった。
また、前頭葉の慢性的な疲労状態により、
注意力が低下し、学習能力や仕事の効率の低下を
引き起こすことが考えられるという。
前頭用の疲労により、
学習や仕事の能力が下がる!というのは、
ちょっと困ってしまいますね。
なるべく口呼吸をしないように、意識してみましょう!
呼吸法の中でも腹式呼吸は特に
脳の活性効果が高いと言われています。
人間はもともと赤ちゃんの時には
腹式呼吸をしていますし、 睡眠時間中には
無意識のうちに腹式呼吸をしているようですが、
起きている時間にはついつい考えることなく
胸での呼吸をするようになってしまいます。
起きている時間の呼吸を腹式呼吸に変えるだけで、
感情が落ち着いて脳の活性化にもつながるのですから、
今すぐにでも実行してみましょう。